M.Yさんのお母様

M.Yさんのお母様からの推薦文です。
合格校:女子学院・浦和明の星・東洋英和・頌栄女子学院・栄東(東大選抜)

加藤先生と過ごした期間は2か月間。しかし、その2か月は6年間通った大手塾とは比較にならないほど、遥かに濃密で充実した期間でした。

中学受験を意識してからの4年~6年夏まで、中の上ほどの成績を下がったり戻ったり。御三家は全く視野に入れず通塾しておりました。けれど転機は11月半ば、一瞬成績が上がり、塾の「女子学院コース」最後のメンバー入りをした際に、突然「JGを受験したい!」と娘が訴えたのです。JGは雲の上の存在で漠然と憧れはありましたが、中程度の成績をどうやって残り2か月半で上に持っていくのか、頭が真っ白になったことを覚えています。

塾には「2月1日に頌栄合格の確信があれば2日、まぁ受けても・・・だけど1月浦和明の星を落としたら、JG受験はお勧めしません。」と言われました。学校別判定テストでもお尻の順位、合格率20%の常連ですから、当然の答えです。しかし娘の意思は固く、「後悔したくない、とにかく受験したい。」と。

藁にもすがる思いで連日、他塾の日曜特訓や個別指導塾に相談へ駆け込みました。残り2か月半で、「合格させます」とは、誰も言いませんでした。いたずらに時は過ぎ12月、成績はまた元通りに下降始めた頃、先輩お母様からのご紹介話が舞い込み、「加藤先生に、ダメ元で面談だけでも。」と扉をたたいたのです。

第一印象の加藤先生は、仙人のようでした。今までのテスト解答を見せると一瞬で弱点を見抜き、その場でプリントをさせるのです。私は、「入試当日、女子学院の解答用紙を白紙で出すことがなければいいです。土俵に立てるだけで十分です。」と話したところ、先生の答えは「大丈夫、可能性はある。」でした。 数多くの講師陣から厳しい返答の中、初めてもらった言葉に感激したことを忘れません。

初めて応援してくれた方です。どれほど救われたか。それ以降は「謎の仙人」から、「受験の神様」の本性が現れるのを目のあたりにしたのでした。

娘は加藤先生の出す問題、そして解説を、スポンジが水を吸う如くすさまじいスピードで吸収していきました。5年からつまずき、出口の見えなかった算数と理科を総復習していただきました。1月は毎日「加藤先生のところに行きたい!」と、時間が許す限り、給食付でご自宅にお邪魔させていただきました。出会いから1ケ月で「JGを受験したい」から「JGに合格する!」と娘の気持ちを大きく変えたのも加藤先生のお力です。

試験当日の朝も、1時間早く待ち合わせて基本問題を解き、「落ち着いて、いつも通りに!」と、堅い握手をして試験会場に向かいました。先生は娘にとっても私にとっても精神安定剤のようでした。何度、相談という名のカウンセリングを受けたか数知れません。

先生は子供にも親にも誠実に真摯に宝物のような言葉をくださいます。厳しい言葉と指導の裏で「試験期間中は全く眠れないんですよ。」とポロッとおっしゃっていました。

他人の子なのに親と同じ、いやそれ以上の目線、姿勢で、身を削って子供に寄り添う姿に胸を打たれました。先生はそういう方です。

結果、第一志望に合格し、笑顔のご報告ができました。合格の秘訣は「加藤先生との出会い」です。

勉強と共に多くのことを学びました。自分のわずかな可能性を信じること、それを信じてサポートしてくれる人がいること。

娘が先生との信頼関係を築けたことが一番だったと思います。12歳という難しい年頃の揺れる気持ちを、先生はガッチリと支え伸ばしてくださいました。メンタルの弱い娘を持ち上げて、励まして、力を与えることにすべてを注いでくださった先生には感謝以外の言葉が浮かびません。こんなに娘が勉強を楽しんで没頭した時間は、この先の人生においてもそうないと思います。娘を大きく変えて成長させてくださった先生、ご家族様に深く感謝いたします。