K.S君のお母様
K.S君のお母様からの推薦文です。
合格校:サレジオ学院・高輪・栄東
息子は、強く惹かれた第一志望の中学校に合格することができました。6年生の8月に加藤先生との出会いがなければ、起こり得なかったことです。
息子の問題のひとつはノートの雑さでした。4年生から大手塾に通っていましたが、最初の2年間は特に悩みはありませんでした。算数と国語の成績が良く、公開模試で全国優秀者リストに載せていただいたり、上位クラス内の座席も1列目で安定していたりしましたので、つい放任してしまいました。これは最大の後悔です。6年生になった頃に算数が崩れてしまいました。問題が複雑になり、頭の中や筆算だけでは対応できなくなったのだと思います。式や線分図をきちんと書いてから解いていかずに、頭の中だけで考えたりノートには筆算ばかり書いてあったりでしたので、間違えた原因を探ろうにも探れない状態でした。
息子はテストの度に大泣きするほどショックを受けていましたが、「きちんと式を書いて順に解いていっては?」と話しても聞いてくれませんでした。塾の算数の先生にご相談すると、それは気にしなくていいとのお話で、むしろ記述問題対策として罫線のないノートを使うことを勧められました。
息子は焦り空回りし、精神面からか他の科目にも影響が及んで、テストの結果を見てはまたショックを受けるという負のスパイラルに陥っていました。疲れている様子に親としても何とかしてあげたいと思い、塾にお願いして通塾日が1日少ない1つ下のクラスに変えていただいたりもしました。それはあまり機能せず直ぐに元のクラスに戻していただきましたが、4月からは塾を週1日休み、代わりにマンツーマンで算数を見ていただく個別指導塾に通いました。私は諦め悪く、ここでも担当の先生に、ノートや試験の問題用紙の余白の使い方が気になっている旨ご相談してみましたが、「男の子ですし、本人のやりやすいように書くほうが良いでしょう」とのことでした。
罫線なしの白ノートで息子の巨大な線分図は歪み、割合は無視され、三角形の辺は膨らみ、気ばかり焦って間違えては書き直し、消しきれていない古い文字と新しい文字が重なって見間違えてはミスをする、といった状態のまま数か月が過ぎ、成績に大きな変化はありませんでした。二度ほど座席は返り咲いたものの、次の試験後には最後列になるなど、安定しませんでした。このまま入試まで進むしかないのだろうかと考えていた頃、夫が加藤先生を見つけてきてくれました。以前、息子に理科の電流を教えた際、色々なサイトを見て自分が勉強したところ、一番分かりやすかったのが加藤理数学院のHPだったため覚えていたというのです。
夏休み中のみの最後の1枠に滑り込み、さらに、幾つかの調整をしていただいて、継続的にご指導を受けられることになりました。加藤先生は褒め上手、励まし上手で、先生がお帰りになった後、息子はよく明るい表情で「加藤先生と話すと安心する」と言っていました。なかなか見られなくなっていた明るい表情を見て、とてもありがたく思ったものです。さらに、こちらからご相談するまでもなく、息子のノートを「雑だなあ!」とバッサリ。どのように図や式をかくとミスをしにくいかなど、具体的な細かい点も隣で根気よく教えてくださいます。私がこの上なく安心感を抱いたことは言うまでもありません。息子は加藤先生のおっしゃることは素直に聞きましたので、すぐにとはいかずとも徐々に改善されていきました。後になって直前期、きちんと罫線に沿って式や図をかいて解けるようになったノートを褒めると、息子も古いノートを持ち出してきて、二人で笑いながら、そしてしみじみと、その違いを眺めたものでした。
先生に勉強を見ていただくようになると、4・5年生で習った単元でも息子の解法はむちゃくちゃだったり、理科でも抜けがあったりすることがわかりました。加藤先生の解法で解くと驚くほど簡単な単元もありました。加藤先生に全幅の信頼を置き、11月に大手塾は辞めていましたので、冬休みからは小金井の教室にも通い、ほぼ毎日、算数と理科を同時進行でご指導いただきました。直前期は指導も厳しくなり大変でしたが、息子は四苦八苦しながらも、よく「あ~、あのまま塾に通っていたらどうなっていたことか」と言っていました。同感です。夜までの授業と宿題、毎週末のテストと日特に時間と体力を使い、自分自身の穴埋めや志望校の過去問のための時間をしっかり作れないまま、入試が終わってしまったのではないかと思います。先生は常々「仕上げが大切」「力の入れどころを間違えてはいけない」とおっしゃっていましたが、お陰で息子は適切な仕上げに力を入れることができました。
加藤先生は、担当科目だけ指導してそれでおしまい、ではなく、子供に教えることが大好きで、志望校に合格させよう、合格させなければ意味がないと「躍起」になってくださる先生です。もし我が家にもうひとり子供がいたら、間違いなく初めから加藤理数学院に通わせます。加藤先生に巡り合えましたことに親子共々、感謝しています。本当にありがとうございました。
なお、夫はちょくちょく、「加藤先生を見つけたのは僕だよ」とアピールをしてきます。確かに、すばらしい仕事をしてくれました!