Y.Y君のお母様

Y.Y君のお母様からの推薦文です。
合格校:城北

「病気も克服して、学校も合格してから泣きましょう!うちの大切な生徒だから、どこにでも教えに行きます!」

新6年生の2月、入塾が決まりスタートを切った矢先に息子の白血病が発覚。10カ月の入院、骨随移植、ドナー探し、命との闘い。次々と訪れる絶望の中、加藤先生がくれた希望の言葉でした。

姉の受験時、奇跡のJG合格を実現したご指導を目の当たりにしていたので、家族一同、絶対の信頼をおいていましたが、息子の場合は1カ月先さえ予測できない状態でどうご指導願えば良いのか困惑していました。しかし、発した言葉通り、場所を問わず教えに、希望を与えに来て下さいました。先生と過ごした後は、瞳に生気が宿り、病人から受験生へと変身し、息子の夢が一歩一歩、大きく近づいていく様には毎回驚かされました。

闘病中ですので、もちろん塾へも学校見学へも行けません。そのため、息子に一番合うであろう校風や進路実績、試験相性の良い学校選び、ムダを省いた最短距離での勉強法など、話し合いを重ね、全てをトータルサポートして頂きました。そこで目を見張るのが、嘘のない生の情報量の豊富さです。よくある枯れた情報ではなく、過去の塾生である現役中学生との面談や、他教科の講師をご紹介くださるなど、とにかく時間と手間を惜しまない個別ケアが唯一無二の特徴です。

そしてメンタル面でのサポートにおいて、厳しい副作用で起き上がることもできない鬱状態にどう言葉かけくださったのか息子しか知りえませんが、叱咤激励し、時には受験を忘れさせ、絶妙なさじ加減で鍛え上げてくださいました。

21日のその日に最もボルテージが上がるよう、子供のポテンシャルをひたすら信じリードしていきます。まともに机に向かえるようになったのは12月末、医療スタッフも家族も試験当日は会場に向かうことさえ厳しいだろうと予測しましたが、見事、気力体力も息子の限界地点まで持ち上げてくださいました。偏差値40からの出発とか、そんなレベルでの話ではない、朦朧としてテストさえ受けることが不可能だった子に闘える実力を付け、気力を持たせ、戦場へ向かわせた先生のご指導は誰も真似できないものだと思います。

人事を尽くして天命を待つ

数え切れない程、先生の口から呪文のように聞いた言葉です。可能な限りの努力を尽くし、本当に合格を勝ち取らせてくださいました。「病気を乗り越え合格を勝ち取ったら泣こう」実現させた先生には畏敬の念に堪えません。

何が一番の要だったかを思うと、先生と息子の信頼関係が強く結ばれていたことです。「先生の話は、いつも新しい発見をくれる。先生が期待してくれるから僕は応えたい。先生が一生懸命だから僕も頑張りたい。」いつも一歩先で手を広げてくれる先生に、息子は安心して飛び込んでいきました。親ができたことは、子供の信じる先生を共に信じ、なるべく邪魔せず見守ることだけでした。決して優しいだけの先生ではありません、泣いて帰ることもあります。けれどその涙は成長の証として、ありがたく受けとめました。先生、これからもたくさんの子供を泣かせて鍛えて愛してください!