Y.N君のお父様
Y.N君のお父様からの推薦文です。
合格校:城北・成城・城北埼玉
加藤先生との出会いは、受験開始まであと4か月と迫った9月の中旬でした。
夏休みは早稲アカの夏期講習とNN夏期集中特訓でほぼ休みなし。コロナ感染リスクもある中で、一日も休まず通ったことで、なんとなく達成感を得ていました。これだけやったのだから・・・と臨んだ8月末のNN模試の結果は不合格。続く9月の合不合判定テストでは、もともと苦手だった算数と理科が大きく足を引っ張り、過去最低の結果。夏休み前の偏差値から6も下がってしまい、絶望の淵に突き落とされました。
このような状況の中、辿り着いたのが加藤先生でした。
電話で簡単に状況をお伝えしたところ、その週のうちにすぐに自宅に来てくださいました。まずは体験授業。「私がどんな教え方をするか、ぜひお父さんもご覧になってください。」ということで一緒に授業を受けさせていただきました。ニュートン算をとてもわかりやすく、鮮やかに教えてくださったのが印象的でした。その後、これまでの成績表をもとに面談をしていただきました。「あきらめるのは早いです。合格できる可能性は十分あります。私は無理なら無理とはっきり言いますから」と仰りました。
私は直感的に、この先生は信用できる。あと半年、この先生を信じてついていくしかないと思いました。
算数と理科は思っていた以上に深刻な状態でした。
算数は、早稲アカのバックアップテキストに集中して取り組みました。「今、基礎を固めないと入試問題には歯が立ちません。まずは基礎を固めましょう。」という方針に沿って、これまで学習してきた単元の一つひとつについて、解法をチェックしながら総復習することになりました。当初息子は「今からやり方を直されるとわからなくなる」、「もっと難易度の高い問題をやったほうがいい」と不満をこぼしていました。しかし、1か月ぐらい経った頃から、勉強に取り組む姿勢が明らかに変わってきました。これには、驚きました。加藤先生は、集団塾では絶対にここまでしてくれないだろうというレベルまで、きめ細やかな指導をしてくれます。ノートの取り方、あらゆることに取り組む姿勢、受験に対する心構え、そして息子の性格を十分に把握したうえでの絶妙な叱咤激励・・・。時に熱い指導(お叱り)を受け、落ち込んで帰ってくることもありましたが、息子は加藤先生に必死についていきました。
解法チェック総復習を一通り終えたのは12月の半ば頃になりましたが、加藤先生の言葉通り、この基礎固めがなければ合格を勝ち取ることはできなかっただろうと実感しています。
理科は、先生のオリジナルテキストを中心に学習しました。当初はこれまで何をしてきたのかと思うほど酷い状況だったらしいのですが、最後には何とか戦えるレベルにまで仕上げていただきました。
しかしながら、模試の成績は厳しい状況が続きました。10・11月の成績は9月よりもさらに悪化、12月で少し持ち直したものの、あまりにも結果が出ない状況が続き、「もう受験はいやだ」と弱音を吐いたこともありました。しかしそんな時も加藤先生は息子を見捨てず、厳しくも愛情ある指導で前を向かせてくれました。「私は無理なら無理とはっきり言います」との言葉通り、第一志望校は難しいということをはっきり言ってくださったのも、ちょうどその頃でした。
年末・年始にはコロナ感染者数がピークを迎えましたが、正月特訓、直前期特別講座と、加藤先生は最後の最後まで息子と伴走してくださいました。
そして、受験本番を迎えました。
初戦の直前には、加藤先生から愛情あふれる「㊙必勝グッズ」が届き、息子はとてもうれしそうにしていました。1月は安全校1校・チャレンジ校2校に挑みましたが、安全校以外は不合格。現実は厳しく、プレッシャーがかかる状況となりましたが、1/30に加藤先生との最後の授業で気合を注入していただき、いよいよ2/1を迎えることとなりました。
2/1朝、加藤先生からLINEで激励メッセージをいただき、気合を入れて挑んだ城北中でしたが、緊張して芳しくない出来だったと落ち込んだ様子で帰ってきました。直後、加藤先生が自宅に来てくださいました。落ち込む息子に対して「終わったことを悩んでも仕方がない。気持ちを切り替えよう。明日は焦るな、落ち着いて。」と励ましてくれました。多くの生徒さんを抱えていらっしゃるにもかかわらず、生徒一人ひとりと本気で向き合う姿勢には本当に頭が下がります。
しかしながら、2/2も城北中は不合格。さすがに息子は落ち込み、親も最悪の事態が頭をよぎり、動揺してしまいました。するとそこへ加藤先生から激励の電話が入りました。これまでも気持ちが切れそうになった時、加藤先生は本当にタイミングよく適切なアドバイスをしてくださいました。この日の電話も、再び息子と私たち親を救ってくれました。
いろいろなシナリオを考えていましたが、2/1・2を落として迎えた2/3は、成城中を受験し、合格。息子は加藤先生にうれしそうに電話で報告していました。電話を私に代わると「ここまでしんどかったですね。でも本当に良かった。これで風は変わりますよ。明日の城北は絶対にチャンスがありますから、ぜひ頑張ってください!」と熱いメッセージをいただきました。
そして2/4、城北中3回目の試験を迎えました。試験会場に向かう息子の表情は、これまでの試験の中で最も表情が明るかったのが印象的でした。前日の合格で気持ちがラクになったのでしょう。そして結果は合格。3回の試験の中で最も倍率が高く、3回目での可能性は低いだろうと思っていたのですが、加藤先生の仰る通り、本当に風が変わり、チャンスをものにすることができました。
加藤先生と出会ってから、明らかに息子のギアが上がりました。親から見ると、これまでも一生懸命取り組んでいるようには見えていたのですが、「真剣さ」「必死さ」が足りなかったのだと思います。集団塾ではほかの生徒さんに紛れて気づかなかったことも、加藤先生の目はごまかせません。手を抜いていると容赦のない指導が入るからです。(笑) 息子にいちばん足りなかった部分を引き出してくれた加藤先生には本当に感謝しています。
藁にもすがる思いで加藤先生に電話をしてから約5か月、本当に密度の濃い時間でした。今こうして推薦文を書けるような結果で中学受験を終えることができたのは、加藤先生のおかげだと心の底から感じています。ただ一つ、悔いが残るとするならば、加藤先生との出会いがもう少し早ければ、ということです。
加藤先生は、豊富な経験をお持ちの中学受験のプロフェッショナルです。中学受験で悩まれた時には、是非とも相談してみてほしいと思います。いつも真剣勝負でトコトン子どもと向き合ってくれる加藤理数学院を、私は強くお薦めさせていただきます。